2010年1月29日金曜日

茶色いぱん-ライ麦、全粒粉、フラックスシードのパン

ライ麦、全粒粉、フラックスシードのパンを作りました。割合は強力:ライ麦:全粒粉=1:1:1なので、66パーセントは無精白部分と思えば、まあヘルシーかなと。
ねらっとります。ちょっと食べさせたら狂ったようにもっとよこせととびかかられました。形勢不利すぎな私。
写真では白ぽいですが、かなりの茶色パンで、昔図らずも1ヶ月以上も滞在していたドイツの朝食を思い出しました。
毎日ね、これより真っ黒の酸っぱいパンなの。それにうすーい紅茶にエヴァミルク。
もうこのエヴァミルクをいれるところなんて絶対許せない!とりんぼう先生にはまっていた当時の私でした。
『おおどろぼうホッツェンプロッツ』という愛読書があったのですが、彼はどろぼう稼業なのにいつもキャベツの酢漬けとソーセージを食べていたと記憶していたので、毎日ソーセージたと喜んだのが間違いだったことに気づきました。加工肉は贅沢品みたいでした。。

さすがにじゃがいもはおいしかったですが、あとは結構シンプルな食べ物。茹でた肉、ほぼでてこない青い野菜。乾燥した空気。
ふきでものとひびわれとの戦い。。

途中でどこかからの帰りに合流した友人えのこはパンにチーズが大好物で、ドイツは結構合ったようで、
そのお家の母上にも「えのこはいいこよね。いなくなってさみしいわ」といわれていたのですが、
仔犬といえば白パンとソーセージと野菜と(おいしい)お菓子というそのお宅にはほとんど存在しないものを欲しがるマリーアントワネットのように傲慢な東洋人とうけとめられていた模様。(ゆくすえはギロチン??)

そのときは人種差別!!ぐらいに誤解していたのですが、
今考えるとえのこだけが愛されたことってよーくわかります。
むしろ我慢して私のこと滞在させてくれてありがとうございましたって思います、今なら。

もう味噌汁とかご飯とか嫌なんですよ。体調悪くなっちゃう。
毎日カレーが食べたいんですよ。いえね、作ってくれなくて結構ですよ。
私、自分で作れますから。今度作ったらご馳走しますね。

なんて自分の家に短期間寝泊りしているインド人にいわれたら
どうですかね。
しかもぴかぴかにしている自分の家の中が未知の香りにつつまれたまま
しばらくそのままなの。

遠い記憶の中では、かのお宅は典型的な保守的ドイツ系。
毎日こまめに掃除をし、ドイツの食べ物しか食べないお家でした。
肉じゃがの香りがしみついたときはさぞ嫌な思いをさせたんだろうなと思います。
ふりでも毎日作ってくれたものを楽しむ様子をみせることが
できなかった若かりし日の自分を悔やむ。

このパンを食べていたら、黒っぽいパン、かなりおいしいじゃーんと感じます。
あの時は損したなあ。。

ランキング参加中↓ということで、和食の時に「おいしい」と答える肉食はたとえふりだとしても、
えらいなあと実は私は感謝している。クリックお願いします。
にほんブログ村 料理ブログへ
にほんブログ村

2 件のコメント:

junjun さんのコメント...

日本からこんにちは。
茶色パンとってもおいしそうです。ライ麦粉はシンガポールで見つけられなかったのですが、製菓材料店などに行けばあるのかしら。アメリカで私も焼いてみます。
↓の花巻もおいしそう! 実は別の方のブログにも載っていて、一度作ってみたいなあ~と思っていたのですよ。もう仔犬さんのお宅に習いに行けないのが残念です。(行けるけど十万円以上かかりますね!)
これからもブログ楽しみにしています。おいしいものをたくさん載せてくださいね~。

koinusyokudo さんのコメント...

JUNJUNさーーーーーん。
すでにミスユーベリマッチラーです。
寒いですか?Pさんもうたこちゃんも元気ですか?
ライ麦粉はオーチャードのオーガニックショップの一番したのラックから取り出しました。
これなかなかおいしかったです。
どんどん黒いパンにむかっていきそうです。
ご飯はどんどん白ばっかりになるのですが不思議なものです。
花巻もまあまあおいしかったです。
食べるのが一瞬なので、なんというか、でもそれが料理の楽しさの一環なんでしょうね。
先生、あたしゃここでこねまくります。
JUNJUNさんもアメリカ話をブログにのせてください。
とにもかくにもお元気で。
日本の冬を私のためにもエンジョイしてください。
ここ、あいかわらずむんわりしています。