2021年2月23日火曜日

私の大事な宝物との最後の1か月


 最後の16歳のお誕生日。お弁当作ってがっつきました。2019年の3月16日。三か月後に余命宣告されるなんて夢にもおもっていなかった。

だれも読んでいるとは思わないけれども、私も病名をきいてから必死でぐぐったので、いつか誰かの助けになればと思って書いてみます。

この写真から3か月たった6月23日、クラスをしていて、ごまがゼイゼイあひるのような音をたてていたのを聞いた生徒さんが、お医者さんにみせたほうがとおっしゃって、

まあ元気だけれどもいってみっか、という軽い気持ちでいきました。

よく寝るようになっていたし、ごはんはいつもどおりがっつくし、ちょっと耳が聞こえないくらいで健康そのものと信じていました。

が、口の中に腫瘍があり、なんと安楽死を視野にいれるようにといわれました。

メラノーマといわれる主要で、目でみても2㎝くらいの塊がみえました。

ここで、私が今でも悔やんでいることなのですが、対症療法として、ステロイドと抗生剤のショットをうつことを提案されて藁をもつかむ思いでうけいれてしまったのです。

2日後から息遣いがあらくなり、ほとんど眠らなくなり、食べることもやめてしまいました。

泣きながら水をシリンジで嫌がるごまに無理やりのませる1か月が始まりました。

あとから聞いたことなのですが、このステロイドと抗生剤というのは一般的な流れらしいのですが、皆さんには私の犬のような例もあるということを覚えておいてほしいのです。

人間もそうですよね、あう薬とあわない薬がありますよね。

犬は自分で選択できないので、人間の責任はもっと重大です。

結果として私があやまったばかりに命を縮めてしまいました。

世界で一番大事にしていた宝物を自分で捨ててしまいました。

46年生きてきて初めての後悔です。

また書く気になったら最後の1か月とどのように少しずつ立ち直ってきたか、

また、どのように命について考えるようになってきたかなどを

つらつら書きたいと思います。