2015年1月28日水曜日

The Straits Times に掲載されました


もういちどこんにちは。 来週の末にせまりました
  Shermay's Cooking School での春節のお菓子のクラス
がシンガポールの全国紙にとりあげられました。

裏事情の話もなんですが、
お菓子作って、お皿選んで、写真とってって一人で自宅でやっているのですが、
そんな素人の私の写真が一面の半分にででーんとでたことに
感無量というしかないです。

この写真でもっとクラスにきてくださったりしたら、
私、まじで、スタイリスト+フォトグラファーになっちゃおうかしら

肉食にいったら
せせら笑われました。

ま、そうだね。
まだまだ知らなければならないことあるもんね。

わかってます。
でも継続は力なり
というこの40数年でいちども実感したことがない
フレーズを
初めて実感できたというのは
とてもうれしい。
というおはなしどした。




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これで温まりなチャイ


最近肩こりがひどい私です。 みなさんお元気でしょうか。 

のびのびになっているPC仕事もひけない状況になってきたり、
 台所仕事では腕をがんがん使うということもあったりで
ピップエレキバンさえ効かなくなってきている今日このごろ。
 名実共に40肩の危機であります。 

『よくわかる東洋医学』という本が手元にありまして、
なんらかの症状があった場合とりあえず
台所にあるもので なおしてやろうという 気持ちでた参考にするのですが、
 どうもシナモンがいいらしい。
 また冷えにも効くものを使うとどうもいいらしい。

 と、「らしい」というあいまいな受け取り方をしたのちにですね、
チャイを作りはじめました。
まあ、これ肩こりに効きますわ。
それから手足の先がぽかぽかしてくるので
寒い冬のお供としてもいいかと思います。
シンガポールは雨季あけでこれから灼熱になっていくところですがね。

 ということで 私の(てきとうな)配合を以下示しますので、
 あるもの使ってつくってみてください。
 冷え対策の場合はシナモンとしょうがはマストですので、よろしこ。 

水 300-400ml
ブラウンシュガー 小さじ1-2
ローレル 1枚
フェンネルシード 小さじ2
 黒胡椒粒  5個くらい
カルダモン 2個(砕く)※インド人のくせに肉食はカルダモンが苦手なので、2個しか使いませんが、もっといれてもよいです。
 クローブ 3個 シナモンスチック 2本
しょうが薄切り  3枚ほど
 紅茶、アッサムなどを大匙1-2
牛乳100-200ml

作り方
水にブラウンシュガーとスパイスをいれて沸騰せせたのちにとろ火で20分。
紅茶の葉をいれて火をとめ、蓋をしてさらに20分(急ぐときは5分でオッケーでも違いはあります)
そのあと牛乳をいれてあたためて茶漉しでとおして喫する。

とまあこれだけです。
甘みはいれなくてもいいですが、これだけスパイスがはいっていると
薬湯みたいになっちゃいますので、
ちょっと甘みつけてください。
かといって、肉食のように
大匙2杯もいれるのはやりすぎ。
とはいえ、ちょっと飲んでみると
レストランででてくるチャイぐらいの甘みになって
「えーこんなにいれてるんや」
と驚きました。
もう外では頼まないぞ。

さて、チャイ1杯終わりましたので、
また書き物にもどります。
おーいやだいやだ。
という前に終わらせろやっては、な、し。
はい。

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2015年1月16日金曜日

5色野菜の油漬けとジャパンブランドとシンガポールの外食産業


昨日の夕飯は餃子だったんですが、
水餃子の皮をつかったら結構分厚くて微妙でした。
 今日はゆでてみようかしら。

この皮、台湾餃子の皮って書いてあったから買ったんですね。
 台湾、フランスてかいてあったら何でもおいしいんちゃう?と 思ってしまう
浅はかなのは私だけではないという話を昨日聞きました。

こちらシンガポールでは和食チェーンの進出もすさまじく、
概してスタンダードの底上げとなってきている印象をうけていたのですが、
まだまだなんちゃってでも
ジャパニーズとつけば売れるのよ。これは本当なのよ。
といわれ
その一例として聞いたあるお店のおはなし。

オーブンしか調理機器はなく、ポテトは粉と水をまぜ、
みそしるはチューブの味噌を溶かし、刺身はほぼ危険なレベル。
それでも値段が割安(安いわけではない)ということと、
ジャパニーズの看板のおかげで、
結構驚きの利益をあげているとか。

かたやおおきな資本をもつ店がジャパンブランドを過信しすぎて
消えていくのもまた散見するケースでして、
商売って難しいですね。

良心と現実の線引きが一番難しいのではないかなあと
そこが私が二の足ふんでいるところだと
上のお話をされた方に申し上げた次第です。

たとえばお弁当ランキングに参加しているのでお弁当で例をあげますと
(その前に弁当作れというのはおいておいてえ)
お弁当を作ってうるのなら、
やはりおいしいご飯で油の添加してなくて、
できればプラスチックの入れ物ではなくて(健康問題ではなくて、なんか切なくなりません?ぺらぺらのプラスチックの使い捨て容器)、
できるだけ添加物つかわなくてよくて、
それを家賃の安いところで、
適正価格で売る。
これが理想。

でも現実こちらシンガポールは家賃がものすごく高くてですね、

「この場所を見たときにピンと来た」
なんて感情や感覚が決め手になると
絶対に伸びないわけで、もうその時点でロマンは減少。

また食材はほぼ輸入に頼っているわけですから
やっぱりなんらかの妥協を誰かがしなくてはならないわけです。

ということで高い店ではお客さんがお金をより払うという妥協をし、
比較的安い店ではお客さんが料理の質について妥協するという
負担、消費者にのっかってるー
というのが最近の状況でして。。

私にとっての外食はほとんどの場合
誰かと会うときのはこが必要というのが一番の理由でありまして、
あとは無理じいして肉食に記念日を祝わせるのが二番の理由。

ということで、
最近うれしいことにお弁当や自炊を始めたいという方が
増えてきまして
私にはうれしい限りなのですが
理由がなんであれ、
ちょっとは料理のひとつもできておいたほうが
いいですよね。

さて、本題(イントロ長っ)
上の写真は5色野菜(胡瓜、キャベツ、人参、玉ねぎ、セロリ)をきって3パーセントの塩で
重しをした後、水だし。
そのあと寿司酢よりちょっと甘めをおさえたものをまぜて、
フライパンで鷹のつめ、オリーブオイル、サラダオイルを熱したものをジャっとやって
あとは白胡椒と塩が足りなかったら加える、と
まあこれだけなのですが、
おいしいです。
母の友人のレシピです。

これと今日はカレーとするか、
コロッケとするか、
ステーキやくか、
今日の我が家は洋食屋

ランキング参加中↓浪費家、というかこだわりの物をもれなくもっている友人が
買い物をしぶるという暴挙にでたっ!只今1シンガポールドル90円前後をうろついています。
ありえない。
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2015年1月13日火曜日

私の春節向け焼き菓子のクラス@Shermay's Cooking School

私達のいうところのお正月が終わると、シンガポールでは中華系の人達が盛大にお祝いするいわゆる旧正月の準備がはじまります。
来年の元旦は2月の19日。で、やっと未年になるっていうことなんです。ややこしいですよね。 私なぞちょっとした記憶喪失ぎみになります。 え、またあけおめするわけ?みたいな。
いろいろ新年の料理もあるのですが、この時期になると、すさまじい種類のクッキー類があちこちで販売されるのです。
パイナップルタルトと呼ばれるパイナップルジャムクッキーを筆頭に、人によっては
家でたっぷり作って、同僚に売るなんていう、ちょっと日本じゃ難しいだろうなというビジネスが成り立つ のがみられる楽しいシーズンであります。(あまり手広くやるとお上から手入れがはいるとのことですけどね。)

さて、私は家でやいて、ボトル詰めというより、作り方をお教えするのが本業でありますからに、今年は非中華系がイメージする日本のエッセンスをくわえた春節のお菓子というクラスをうけもつことになりました。
2月8日 Shermay's Cooking School  で、スタートは2時半です。
その名もAki's Baked Treats for Chinese New Year となっていましてですね、
こりゃ人気でなかったら私の名を語ったからだから、てことになりゃあしないかと
あたしゃそれが心配ででしてね。
メニューはそりゃもう推敲に推敲を重ねたと苦労話をだらだらしたいところですがやめておきます。

きなこと黒糖とピーナッツのクランブルクッキー。素炊糖という千葉の精糖会社がつくっているスペシャルなお砂糖を生地につかい、ふりかけてやいてほろほろとした繊細な口どけを実現することができました。
ピーナッツはローカルの大好きなナッツ。
房総連合(?)出の私としては、かなりの親近感。
みかんも春節の風物詩。およそのうちにいくときは、みかんを2つもってうかがうんです。1個じゃなくて、2個。こうやって2個のみかんが島内をかけめぐるのです。
みかんではありませんがクレメンタインという小さなオレンジのフランスジャムをぬったクッキー。

エンガデイナー。くるみのはちみつヌガーと干しあんずをはさんだバタークッキー。
これ、嫌いな人、いないと思うんですが。
聞かれてもいないですが、答えます。
私、これ、だーいすき。
甘いものがおおいこの季節、合間にしょっぱいものが欲しくなる。
そんな希望をかなえるゴマチーズパイ。
最近試作と称して、これを食べ過ぎている私達。
一生食べ飽きないような気すらします。
黒糖カステラ。カステラっておいしいのを知っている人がたくさんいるという昨今、
私の生徒さんの一人がカステラは禁じ手だとおっしゃった方がいます。
それだけ、おいしく作ることが難しいというものだということだそうです。
でも、私、おいしい黒糖を提供していただいたので、わりと難なくおいしいカステラができました。
下にはざらめ糖がしきつめられています。これ、カステラがカステラとして輝くために必要なものですよ、ね?

長崎や、やっぱりカステラ、文明堂(字余り)

これ、まじで、私が詠んだ俳句(季語、きっぱり不存在)です、長崎の修学旅行で。
できれば福砂屋といれたかったとこですが。
しょーもない出来だというのはわかるのですが、カステラあっての長崎と感じたということでして。
はい。次いこ、次。
バナナとジャスミン茶のミニバターケーキ。
どこぞやでですね、プーアール茶とバナナはよい組み合わせとみかけてですね、
最初はその組み合わせで焼いたんです。
肉食に、「なに入れたの、ダスト(埃)?」なんてきかれるほど、
すっかりお茶の香りがバナナに押されてしまいまして。
で、もっと強い香りの物を思いジャスミン茶にしたところ、
これが大正解。
バナナは花のような香りになり、ジャスミンのかおりはフルーツのようになるという
この2つが夫婦だったら一生添い遂げるのだろうなと思った次第。

ミルキーラベンダークッキー。2年前の北海道クラスでミルクラベンダー塩ジェラートを作ってから牛乳とラベンダーの組み合わせはまだ盲信しています。
今回はクッキーに。
本当に好き。

日本人の私も13年もローカル文化に身をおけば、
おぬし、なかなかやるな
と思っていただけるぐらいになるもんだな、と思っていただきたいと
希望しております。

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2015年1月9日金曜日

春節のお菓子とシンガポールでビジネスについて思うこと


昨日スポンサーの方と新年のミーテングがありました。
 この方、毎回家にいらっしゃってくださる際に
私の仕事に役立つかもと思って、
とローカルのお菓子や、今一番はやっている食べ物を持ってきてくださるのです。

 いつもこの方とお話していると、 仕事の話から脱線しまくるのですが、
お話した後は、目の前の道が貫通して光がみえるような感じを覚えます。 

規模が小さいというのもありますが、
シンガポーリアンとのビジネスというのは、
ドライで、あまり細かいことまで詰めないことが多いです。
(で、不測の事態がおきるわけですが、日本で同じことがおこるような
世界の終わり感は全くない、ことが多い)


 週末のゴルフ-とか、就業後のお酒-とか、ごっつい夕飯をご馳走されるー、とか
そういう営業されて、 私が頑張る気になるかというかと、
むしろ逆効果でして

お互いさ、家族もあることだし、
ささっと決めようぜ
という感じなんですね。

上の営業方法って、基本、シンガポールの人にはあんまり効果ないんじゃないかなあと思います。(男性社会では違うところもあるようですが)
とくに飲み会が必須なのって、日本、韓国(の男性)と中国本土のクライアントというのが
こちらでは定説。もっとえげつない接待を好むのも上記3国からのクライアントに
多いというのも悲しいかな定説。


むしろ、
どういう方向に動いているのか、
新しい商品の動向や、
商品への熱い思いを(時間内)に聞かせてもらえば、
そりゃあ腰の重い私だって、
それなら、私もがんばらなきゃなと
思うわけです。
営業はやっぱり話術と熱意、それにつきますということでして。

今おつきあいある業者さんたちは
熱意ぎんぎんで、
ついついしゃべりすぎる私ですが(楽しいのよー)
すみません。


さて、プライベートとの線引きは
わりとクリアなシンガポールの営業の人と私ですが、
このクッキーをもってきてくださった方は、
まだまだ日本的なビジネスアプローチをしがちな私に
新しい視点を与えてくださる方でして、
新年あけてすぐに
お話できて本当によかったです。

まだまだ
ブックキーパーには
甘い!と説教される私ですが(私がクライアントっやっちゅーのに。たくッ)

今年は計画的にいくように
色々多方面にお願いしているところです。

日本もそうかと思いますが、
シンガポールでは
人とのつながりがものすごく物をいうところでして、
そういう意味では本当に恵まれていると思っていますので、
そういうかたがたにも
恩返しできるようになるスタートの一年と
していこうと思います。

Do it now or never の気持ちを今のところ継続中。
て、まだ9日しかたってないですが。

そ、そうでした、上のクッキーですけれどもね。
クッキー部分、おそらくバターとラードの抱き合わせの生地でして、
アーモンドの粉も大きめの粒子のようで、
がたごとしたような食感です。
日本では売れないと思いますが、
こういうのも、大多数の好む味というのを知る上でとっても大事。
そして、それを愛するようになってきている私。

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2015年1月7日水曜日

ジャージャー麺


あまり食べすぎたり、だらだらしてないんですけど、
まさかの2kg増加。

理由はわかってるんです。
シンガポールでは中華系が多いので、旧正月が
一年で一番のイベントでして、それに向けてのクラスのための試食が続いていまして。。

かたや肉食はムエタイにはまりこみ、
マジで締まってきています。
この前ご招待頂いた豪邸にご主人専用のオーディオルームがあり、
すっかりうちも客間にサンドバッグを吊るす気まんまん。

家の中でシュッシュッてパンチしたり、キックしたり、
ごまと私は肉食の動きをよんで、逃げるという昨今。
私達のほうがすばやくなるんじゃないの?

このジャージャー麺の後は炭水化物を減らそうと思いまして、
最後の晩餐でございます。

豚挽き肉をゴマ油で炒めまして、
色が変わったらしょうが、ねぎのみじん切りもいれまして、
うちはバイオレントなインド人がいますので、
唐辛子もいれまして、
足りない肉をおぎなうために、しめじ、水分の少ない豆腐(豆干)もいれまして、
酒、みりん(もしくは砂糖)、八丁味噌、甜麺醤で肉味噌を作ります。
それを麺にかけまして、本当はコリアンダーをのせたかったのですが、
まさかの在庫切れ。
まぜまぜして食べると、ちょっとせつなくなりました。
しばしの別れだ、白米よ!パスタよ!

ランキング参加中↓でもクッキーはたべなきゃだから、小麦粉には別れは告げませんでした。

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2015年1月2日金曜日

常夏の我が家の年末年始



謹賀新年
 今年も拙ブログをどうぞよろしくお願いいたします。
去年なんて、1月もおわりにさしかかってブログに御節を載せるという体たらくでしたが、 今年の私はちょっとステップアップ。
業者にかまぼこをたのみ、日本の薩摩芋、かずのこ、黒豆を早々に購入し、
自分にプレッシャ-をかけないと 重い腰があがらないということがよくわかっているので、
去年の私はちょっと賢くなった。(えへん) ま、日本と同じようにはいきませんよね。


一の重
ごまめはなく、母が(犬用に)送ってくれた小さいにぼしをつかって、
ピーナッツとあわせました。
メープルシュガーをつかって作ったらなかなかあっさりとしていてよかったです。
だてまきは豆腐を使って作りました。来年ははんぺんに戻ろうと思います。
それから、海老は利休煮にしてみました。これも来年は普通の艶煮にしようと思います。
  ということで、私にとっては一年に一回のことをさぼってしまうということは、
 自分の生業に対して真摯にむきあっていないことを意味するように思えますので、
かつおぶしを本気でかき、包丁は全部といでですね、一年の不精は帳消しにしてもらおう
(誰から?)必死です、ワタクシ。

無駄とはいえども、肉食にも伝統食のお話をしました。
元旦から仕事をされて興ざめではありましたが、
とくにこういった機会が彼の家庭にはなかったようなので(クリスマスはいつもより豪華な肉を使うくらいで)、
まあ、こういう世界もあるのよね、
とちょっと実際よりもすごいことのように語りちらしました。(仕事したかっただろうに、邪魔してやったわい)
年越しもぎりぎりでクリアー。 
今年は計画をたてて、きちんとひとつひとつ実行できる年にしてまいりたいと思います。

 抱負を述べると今年末に落ち込みそうなので、
 目の前のことを確実にしていこうと思います。

 また、新しいことも肉食とはじめていけたらと 話しているところでして、
私達夫婦(なんか、違和感あるけどー)にとっても
 あらたなところにステップアップする一年にしていこうと
 おもち2個をはみながら思った次第です。

 皆様におかれましても、すばらしい一年の始まりでありますように。

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