生春巻き弁当10分勝負 rice paper wrap bento

弱ったな。寝坊してしまったよ。今日はそんな朝でした。メガネも斜めがけで手を洗いながら最短メニューを考える。火はまず使えない。レンジであたためるものも駄目（冷ます時間などない）。
そういうときに生春巻きは頼りになる助っ人です。
具はすごいいきおいで刻んだ人参、胡瓜、レタス、香菜、ツナマヨ以上。ライスペーパーが水の中で透明になるのを眺める余裕はなしなし。野菜をきざみながら横目で瞬間をのがさず引き上げ、次々に戻していきます。
で、巻く巻く。ソースにはチリソースと酢（レモンがよかったけれど、予定外のメニューでんなもんはない）とナムプラ。
ところで、ライスペーパーの具にはかならず香りの主張があるものを入れることにしています。コリアンダーとか、パセリとか。紫蘇もいいけれども、優しい香りなのでペーパーの米臭さが気になりますね。私の場合。
オレンジの実をクリームチーズと砂糖を混ぜてベーグルにサンド。干した果物とよくあいます。今日は至近距離にあった干しいちぢくをさっといれました。
orange cream cheese bagle sandwich & dried fig
５分でできるハムサンドとかでもよかったのですが、なんというのでしょう、自己陶酔系労働者の肉食にもふと仕事以外の事を思う瞬間があったらいいのになと思うんです。
ですから、あけた瞬間に「お、今日はなんだ？」と思うその一瞬の為に私は10分しかなくても野菜を刻むわけです。十中八九画面に目は釘付けで食べているだろうから、まあ私の自己満足でしかないかもしれませんが。

昨日一仕事終え帰宅途中に雄のジャックラッセルテリアを発見。まれに見るいけめんテリアでさっそくお付き合いさせてもらいたいといったらもう手術してしまったんですって。でもその後も延延と立ち話。

こういう出会いがあると趣味（共通して好きなもの）は国境をこえるなとしみじみ思います。
私のど下手な英語と相手のシングリッシュでは話がうまくかみ合わないことが多々あるのですが、話の内容が犬だった場合はお互い自分の犬の自慢をしまくって、でもその自慢を聞くのも楽しくて、日が暮れるまで色んな内容に話は及び、名残惜しく、でも連絡先は聞かずにさよならする。まさに一期一会。

今のところ第一お婿さん候補は以前の近所にいたマンボです。ふざけた名前に反したあらくれもののニヒルな面だちのテリアです。以前新聞にものったことのある熱い血の持主。
新聞にのった内容とは、家からぬけでてしまった５頭のロックワイラ（この家も近所だったのですが、迫力の５頭でした。）に無謀にも立ち向かい、首の骨が見えるほど噛まれ、飼い主が訴えたというもの。（後日このロックワイラは２頭まで減らされました。これもせつなかったです。全ては人間のうっかりミスですから）
犬をこよなく愛するその飼い主カップルとは数十回あっているのに毎回「あなた日本人？この犬ジャックラッセル？名前は？手術は？うちのハンサムなマンボはガールフレンド募集中なのよ」という流れ。
そう、あるいみ彼らにとって私とごまちゃんは一期一会なんです。
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