2009年12月21日月曜日

仔犬、犬小屋を探しに4-マネートーク

あわびやアチャやらおいしい中華料理を作られるお向かいさんから↑いただきました。。
名前わからないのですが、いつもお店とかでみて「試そうかなー、でも失敗しそうだしなー」と思って未だ食べたことのないスナック。
肉食いはくヤム(芋)がベースらしいですが、
たべてみたところ、どうもなんらかの澱粉を添加して、椎茸とか干し海老、ナッツ(か豆か)を混ぜ込んで蒸したものと思われます。そしてトッピングにフライドオニオン。

久しぶりにローカルフードのお気に入りを発見(て頂きものだから発見とは言えないか?)。

ローカルの肉食が「こりゃおいしいよ」と興奮するくらいですから本当においしいのでしょう。
このお宅のおばあさんは本当にお料理上手です。
上品ながらものたりなくない、静かな主張のあるお料理を作られます。尊敬。

『仔犬、犬小屋を探しに3』でお話したとおり、ここのお宅はほぼ別のお家への引越しが完了し、
このおばあさんとおじいさんも新居が片付き次第今月末にはお引越しされるそうです。
もっと早くにいろいろ習えばよかったと悔やまれます。

さて、我家としたことが、お返しするものが何もない!
かるめのパニック症状をおこした仔犬ですが、切干大根の煮物をマッハで作り、
お借りしたお皿にいれていそいそと運びました。
普段はあまりいないそこのおうちの持ち主、おばあさんの息子さんであるJ氏に突撃するために。

仔犬「お母様(おばあさん)は本当にお料理がお上手ですね。お引越しされると本当にさみしくなります。
(↑切実)。ところで、お嬢さんから先日お聞きしましたが、このお家は売りにだされるかもしれないというのは本当ですか?」

J氏「ああ、そうなんですよ。え?あなたたちお家探しているんですか?ああ、それでしたらいつでも家の中どんどん見ていただいて結構ですよ。」

仔犬「彼(肉食)が来週是非お電話させていただきたいと申しておりますが、何時ごろがご都合よろしいですか?ご迷惑でなければ、少しお話させていただきたいのですが」

J氏「いつでもいいですよ。このお料理本当においしそうですね。今度はお返しなど気になさらずに。かえってご面倒おかけしましたね。どうもありがとうございます。皆でありがたく頂きます。」

私の経験上、家を買うとなれば、9割以上は直球で「で、予算はいくら?」とくるのが普通の流れなんですよ。別にそれがいいか悪いかという問題ではなく事実として。それがないことに驚いてしまった私に思わず苦笑。経験つんだなあと変な感動を覚えました。

シンガポールに初めて暮らされる予定の方が読んでいらっしゃれば、心構えとして覚えておいて損はないことを申し上げるとすれば、それは;

何の値段でも聞かれることを覚悟すること。高い、安いという言葉をやたら聞くこと。
「あなたの犬可愛いわね。いくらで買ったの?」
「この家に住んでいるのね。家賃はいくら?」
「お給料はいくら?」
「その服いくらで買ったの?」
「そのレストランでいくら払ったの?」
「その服に50ドルもだしたの?高いねー」
「その犬○○ドルだったの?安いねー」
とこういう具合。

最初のころはいちいちむかっとして「私の犬はプライスレスよ」とカードの宣伝のようなことを鼻息あらくいっていましたが、最近は自分の給料以外はストレートで答えます。
お金の話はかなりオープンだというのがまず日本から来た私には大きなカルチャーショックで、なれるまで、そしてかわせるようになるまでに大分かかりました。

いまとなってはお金の話をきりださないローカル(J氏)に思わず拍子ぬけ。

さておき私の任務(お膳立て)は完了。
肉食にどうやってうまく話しをすすめるかも昔とった杵柄(=ハードネゴシエーター)で入れ知恵。
それまでするなら自分で話をつければいいじゃんといわれそうですが、
それは私=外人、非英語圏出、女性ということがこういう話ではうまくいかない場合があることも、もうよく承知しています。
やはり男性対男性で話したほうがいい状況というのもこれまたあります。
女は内、男は表、決断は2人で。
ちょい昔だったら男女平等とかなんとかいってぎゃーぎゃー言っていたでしょうが、
これも経験上、スムースにいきそうな方法が最善の道と思うようになりました。
そうだ、ある友人からお歳暮(?)を頂戴しました。
このブランディバタなるものを先ほど自家製パンにのせて食しましたが、うなりましたよ、私。
ふむふむと裏をみると、バター、ナツメグ、砂糖、ブランディとあります。今度自分で作ってみるとします。
こりゃ危険であります。どんな固い決心のダイエットでもこれには揺らぐはず。
ありがとうございました。2人で争うようにいただきます。
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2 件のコメント:

tiantian さんのコメント...

こんばんは〜!
私はこのローカルフード、結構好きです♪
チャイナタウンのスイーツ屋さんにもこのメニューがあって、ついつい注文してしまいます。辛いタレを付けて食べてると、さらに美味しいです〜♪

それから、シンガポールの方って、ダイレクトにお金の事聞いて来ますよね〜。中国に住んでいる時も「これいくらだった?」ってよく聞かれたので、適当にかわす事に慣れてしまったけれど、始めはかなりカルチャーショックでしたよ〜。。。。。お給料は、いくら何でも言いたくないですよねw

koinusyokudo さんのコメント...

こんばんは。
このローカルフードの名前ご存知ですか?
昨日ブギスで同じものがあったので名前をさらっと確認したかったのですが、サンタ帽をかぶったアンティに激しくお勧めされて志なかばで退散しました。
どうせだったら辛いタレもお隣さんくれたらよかったのになあ。(図々しい私)

中国はさらに激しかったでしょうね。
こちらの知り合いにここのカルチャーで萎えるぐらいじゃメインランドでは生き残れないといわれたことがあります。
そういう意味ではTIANTIANさんはよくぞ生き残ってここまで。。尊敬します。