2009年12月7日月曜日

ハンガリアングラーシュとマッシュドポテト

ハンガリアングラーシュを作りました。バターで焦がし気味にした玉葱と大蒜、そして豚肉の塊をキャベツと玉葱とキャラウェイシードで煮込むという料理。今までこのかた食したことのないしろものなので正しいかどうかわかりませんでした。
マッシュポテトは食神ジョエルロブションの本通りに作ってみました。
2度も細かい目の漉しきにかけるというものでした。初雪がごとく口の中に散る馬鈴薯。
さてグラーシュはこちらの本からレシピを拝借。昭和48年第一刷とあります。昨今のレシピ本と決定的に違うのは動物性油脂をじゃんじゃん使うということと、その言葉遣いです。
例えば今日の本であれば「キャベツは鍋に入れる直前に洗うこと。」といくところを
この本では「キャベツはなべに入れる直前に、洗うようになさってください」とですます体と尊敬語、謙譲語の嵐なのでありました。
さらに長くなりますが、30年ちょっとでかくも概念というものは変るのかと思う文章をば抜粋します。

-主婦は名コックでなければなありませんし、家族の主治医であり、名看護婦であり、また苦情受付係りとして、家じゅうのものの不愉快な話、嬉しい話、困った相談などの上手な聞き手でなければなりません。
子供のしつけのほとんどは一人で引き受け、たいせつな大蔵大臣のやくも主婦業のなかの腕のふるいどころでございましょう。もちろん、その仕事には社会的知識が必要で、そのための努力も怠ってはならないでしょう。

がちょーん!ほとんど腕に覚えなしであります。主婦になる前に失格の烙印をおされた気分です。
心構えとして読むには本当に為になります。
あ、そうそう、このグラーシュ肉食は作っている香りからしてつかまれた模様です。2時間ほど煮込んだのにもかかわらず食べ終わるまでの時間はものの10分でした。
しばらく佐藤先生(著者)のお世話になるかな。精神修行もかねて。
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