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2015年3月2日月曜日

いわれのない差別



見てくれは一緒でも、
私はやっぱり外国人の一人であります。
シンガポールからこんにちは。

先日、
正月前のあわただしい街に食料品を買いにスーパーにいったときのこと。
そこは2階だてのスーパーで、私はカートと共にエスカレーター(というかトラベレーターというような、階段のない、傾斜のついたエスカレーター)で2階に向かっていました。

うしろから
「ね、あんた、それ動かせるの、動かせないの?」と
声が聞こえたので、
ふりかえって
「いやー、このカート磁石でロックされていますから、無理ですよおそらく」と答えました。
その場から2階まで2Mほどでした。
それにもかかわらずその女性、いや、あえておばはんといわせていただこうかしら、
私のカートを少しおしながら体をねじこんで横から入り込み、通り抜けました。

な、ん、で??

おもわず口からでた
「一体全体なんなんだよー」の言葉に
すでに2階についたそのおばはんがふりかえってこう叫びました

「あんた、あたしすみませんていったよね(いってないけど)。それでいまあんたなんて言った?あんたほんと失礼。中国からきたんだろーが、帰れ、中国へ帰れー!!!」

私、周りの人から重ね重ねPR上の不利益になることはしないようにいわれているので、
かろうじて黙ってやりすごしましたが、
一体なんだったんだろう?

あまりにも不可解で、もうなんか全部とおりこしてこりゃおもしろいわと思い
数人のシンガポールの知人に話ししましたが、
皆口をそろえて
「中国人違うよ、日本人やっていいかえさんかったん?」と
また
「ごめんねー」と
こうくるわけですよ。

そうじゃなくて。

そうじゃないよね?

そこ、ポイントじゃないですよね?

私が思ったこのおばはんの問題点とは


1 失礼きわまりないやりかたで人をおしのけたうえに人を失礼よばわりしたこと
2 人種差別

これだけ。おばはん以外にあやまってもらう必要無。

てなことをこのまえオーストラリア人の友人に話したら
彼も同じことをいわれたそうです。
彼の場合は横ははいりしてきたおばはんに
「それは駄目ですよー」と
いったらドヤされたという。ふう。

誰かがね、あなたに嫌なことをしたとしてもですね、
それはその人が特定の民族、国からきたからだというわけじゃないってことをですね、
なんでわからんかなー。

あー胸糞わる!

といい続けていたら
この国ではマイノリティである肉食が

「そういうことは今まで数えられないくらいあったし、人のそういう考えって変えられないって悟っちゃってるわけさ。でもそういう輩のいうことにとらわれない術は身に着けておかないといけないって僕ぁ小さいころから思ってるわけさ。君もおいおいわかっていかないと、ね?」

ま、そうやってゆったりかまえてるのも、国レベルでそういった差別行為が断罪される環境にあるからだと思うけどさ。
なんか、反省させられるというかなんというか、、

ちょいまて。

そういう悟りを幼いころからひらいてしまったと語る肉食は
去年、ごまを散歩させていて横切っているところに入ってきたミニクーパーの自国民に
「おら、クソ外人、なに邪魔しとるんじゃ!テメエの国へ帰れー!!」と
どやされたことがあります。

そこの警備員のマレー系に犬を託し(これ、NGなんですよ。イスラムのマレー系、犬の口とか鼻にさわったらいけないんです。)
「俺は犬を通してからお前がいけと、すまんけど先とおらせて貰うというお願いジェスチャーしたやろがッ。文句あるなら外でてこいッ」
とほぼ喧嘩になりそうになりました。(私は家でテレビみてたわ)
どうみてもミニクーパーのあの野郎よりもおれさまのほうが強そうだから、ブーンって逃げやがったぜといったミニクーパーは飲酒運転だったそうです。
て、ドヤ顔でいっていた肉食も、馬鹿クーパーも

もう、どいつもこいつも色々駄目!!!
肉食、悟ってない!!

人のふりみて、わがふりなおせっちゅーことですな。
自分のことなのに見えないことってよくあるもんなんですね。
気をつけなきゃ。

はっきりいえるのは、
こういうムカつくことも、あのおばはんだけのことがムカつくわけでありまして、
そういうのを○人皆むかつくにしてはならないと
これから外国から就労目的で日本にすんだりする人達や、移民がふえていくかもしれない日本に住まわれている皆さんにもお願いしておきたいということであります。(大げさ?)

今回のこのことで、ひとつだけうれしかったのは、
このようなことがあっても反撃にでなかったことです。
もうね、一歩日本をでると、いちいち言い返していたら、差別する阿呆のために
大事な時間が台無しになるんですよね。
本人は実践していない上の肉食の言葉ですが、
今回あらためて心に留めておこうと思いました。

ま、外国というのを忘れてしまうほどのこの国
シンガポール、外国人には最も住みやすい国ではないかと
常々思っています。
今回の件は見えないなにかからの
気を引き締め気張れ
というサインと思い3月も外国暮らしを楽しんで参ります。

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< back to China が合言葉。
やっと笑い話にできるようになってきたわ。





2014年12月16日火曜日

結婚して(やっとこ)2周年


肉食のマミー(いやみったらしく聞こえたらそのとおりです。)が
ほぼ半年前くらいにギフトバウチャーとかを息子に与えて、
これを使って残りは自分でだして新しい靴を買いなさい、と息子に懇願していたのですが、
やっと私がごりおししてやっと高島屋についていってあげました。

肉食は 靴下は穴があいてもはき、ズボンはカビが生えてもはき、色のついたシャツは襟のふちが色あせしても着るという、(一応)もとアパレル業にいた妻のつれあいとしては
完全に不適格者。

以前このことをいったときの我が母の言い様がいまでも耳にこびりついているのですが、
「そんなの着ているのはあーたのせいでしょうが(私が悪いって?)。とっとと買って、古いものは片付けちゃいなさいよ。」
と。
でも本人がまだ捨てるなっていうんだもーんと言い訳したところ、
「聞くから悪いのよ。見えないところで捨ててしまいなさい。絶対気がつかないから。」
さすがキャリアの言うことは違う。

とりあえず新しいブーツを買ったので、3年間くらい毎日はいていた古いのはやっと捨てられます。

それにしても、バウチャーが使えるか、私のカードで買ったほうが割引があるかとか、
絶対聞けないのね。
サイズについて聞くのも私。
クリスマスの割引があるかきくのも私。
で、すべての商談(?)が落ち着いてから
肉食が自分のカードを出すという。。何様?

とりあえず安心しました。
毎回やぶからぼうにうちの玄関に現れる肉食のマミーに
「あなたの言うことしか息子きかないんだから、なんとしてもあのこに靴をかうように仕向けて!」
と毎回いわれてちょっと難儀していましたので。
それにしても、20年以上も0歳のときから育ててきた人間にいうこときかせられないって、
ちょっと問題じゃない?
ま、いいか、本人は気づいていないみたいだし。

やっとミッション終了とおもってさっきメールしたら
「やったー!さああとは孫の顔ね」
だってさ。やれやれ。
靴と孫同列?

人ごとのように、靴を購入し、仕事に速攻もどる肉食。
昼食をご馳走するくらいの
時間の余裕がほしいですね、大人のふるまいとして。
ということで、昼はひとりで。
伊勢丹の地下に新しくできたフードコートでタイ料理

パッタイ(タイ風米麺炒め)

生春巻き。詳しくないんですけど、どちらかということ、これ、ベトナム料理では?という感じ。 学校によって、ひとしきりしゃべりたおし(むこうは大迷惑よね。)

ジュロンにあるジョハンで今のところのお気に入り、日本橋黒糖パンとアップルパイをかいこみ帰宅したら、 もう外は真っ暗。

ところで、今日12月16日が結婚登録記念日なんですが、
 日曜日にビストロで食事しました。(Taratataという店。Keong Saik Rd)

 胃腸がへんに弱いときがあるので、 30分くらいは余裕をもって家をでるようにし肉食から指示され、 私の唯一の弱点をよくわかっています。
それで、それはだいたい毎回吉とでるんです。
早め行動が嫌いな私は毎回むっとするんですが、ね。
私の胃腸は多分肉食に
「いやー、肉食さん、いつもありがてえ。たすかるぜ」と言っているようにも思える。

多分、色々お互いに迷惑をかけながら、
こぜりあいしながら
こうやってちょいちょいずつ折り合いつけていくんでしょうね。

私としたら
君と僕とゴマ(犬ね)で僕たちは完全だね
といってもらえるだけで(ほらー、やっぱり外人だから、さらっと言えちゃうわけ、こういうこと。)
いいという本音もあるのは確か。
なんだろ、悔しさがにじむ本音発言感がただようのは。

信じてもらえないと思いますが、
我慢してるのはだいたいいつも私なんですよッ(と無駄なアピール)



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2014年12月2日火曜日

友達なんて必要ないない??


         <この惰眠をむさぼる1人と1匹も大事なトモダチ>


 数年前のある日、友人関係に非常にいきづまった私に

「あのね、友達なんて必要ないの。家族だけいれば十分なの。」

と姉が言い放ったことがあります。(本人はすっかり忘れているみたいですが)

たしかに、
家族だと
なにかおかしいなと思ったら注意してくれたり、いいたいこと言い合ったりできますよね。
また例外もありますが、同じ環境で育った場合は通りも速いですし。
でもそれが家族以外だとなかなか難しい。故にこじれる確立も高くなるのは自然でありましょう。

私、
文句たれな性分ですが、
人間関係の間口はかなり広くとってあるほうだと思うのです。
えりごのみとかしないです、基本。(なんだろう、どうかいてもえらそうに聞こえるのは何故?)
これは友人関係のみならず、仕事の波長が合わない人や後輩(?)に対しても、
また物事に関しても基本あきらめが悪いのが私の特徴でありましてからに。

でも、
上記の時期と、姉から発せられた言葉をきいた後に
線引きするところを決めたんです。
どんなに長い歴史がある関係でもこれはだめってことを。


ひとつ、噂で人のこときめつけて暴走するひと
(悪口はご自由にというスタンスです。噂だけで人を責めたりそういうのが駄目なんです)

ふたつ、人に迷惑かけたあげくそれをさらっと忘れられるひと
(この迷惑とは耐えられないレベルの迷惑であって、まちぼうけさせられたとかそういう軽度のものは含みません)

みっつ、子供と動物と植物という言葉を発することが上手でない存在にひどいことができてしまうひと
(もうこれ、言い訳の余地ないですね。軽度も重度も全部アウト!)



 世の中家から一歩でると、
自分とあわないひとがたくさんいるなーと思うのですが、
それはお互い様で、
私もなんじゃこいつと思われていることもあるでしょう。
それが社会ってものですよね。

友達は作るものではなく、
できるものでありまして、

それは
永遠に続くものではないと心えてですね、
だからこそ、線をこえちゃった場合は
おもいきり、いさぎよく、切ること。
そして、その際には二度と近づかない覚悟をしてからすること。

後悔せず、
自分を決してせめないこと。

 また、現在進行形でつづいている縁は
もうそれは奇跡だとおもって
それぞれを心から大事にすることですね。

 ちょっとお悩み相談的な話があったので、(え、私の仕事って何?)
上に書いたことは私の定番の答えなのですが、
ちょっと書いてみました。

 この上の3つだけ許さないとしておくと、
たいがいのことや人は許せますし、実はたいしたことじゃないんですね。
世の中そんなに悪いもんでもないですね。
周りに残ってくれている人達が本当にありがたい存在に思えることができます。

「そんな簡単にわりきれません。」

そうですよね。
でも、そういう段階ではまだ線超えてないんですよ。
まだその人はありがたい存在の中にいるのではないでしょうか。

と、お答えしましたが、

むっつかしいですよね。
物理的に無理なときもありますからねえ。

ま、でも、
聞いてくれ

それなりの修羅場はふんできた

といったら
ちょっと息のまれちゃった。
(だって相談されたから自分のこと教えてあげただけなのにー)

なぎなたの名人ばりにばっさばっさ切ることのできる友人がいるのですが、
彼女にいわせると、私の線引きはまだ甘いらしいです。

今までに引いた線、たったの2本。

すばらしい友人に恵まれているのであります。
本日も、上出来な人生に感謝。

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2011年12月16日金曜日

本当にごめん

てカードに書いてあった。
もうすぐクリスマスですね。なーんも用意できていません。すでに諦めかけていますが。
年末ってなんかもめる時期なんだよなあ、毎年。なんででせうね。
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2011年10月26日水曜日

イツマデモキミトイタカッタンダ

覚えているかい?
もう3年もたつっけね。
あの日、僕達はちんけな焼肉の食べ放題の店にいたよね。
デートの最中にヒステリーおこした母から電話がかかってきて早々に切り上げて帰ったよね。

小さなことを巨大にみせる母のことだから
「やれやれ、またか」と
思って帰ったんだ。

前日長い散歩を楽しんだハンソンが
目の前でぜいぜいいいながら
血を吐いていて
さすがの僕もこれはおかしいと認めざるを得なかった。

僕は彼の世界そのものだったんだ。
僕が彼の全てだった。
自分は苦しいのに
車にのせる用意をしている僕をみて
僕と遊びにいけるとはしゃいでいたよ。
とても苦しいはずなのに
最高に幸せそうにしっぽをずっとふっていた。
どこにいってたの?これからどこで遊んでくれるの?
まるでそういっているようだったよ。

大嫌いな獣医のところについて

ちょっちょっと、話違うんじゃないの?て
がっかりした目で僕を見たんだ。

がんばって。
ちょっと我慢して。
これが終わったら遊びに行こう。
そのときは本気でそういえるほど大丈夫にみえたんだ。
だってずっと僕をみてしっぽをふりつづけていたんだから。


シンゾウ カラ チ ガ デテイテ ヒロガッテイマス ショチデキマセン 

ラクニサセテ アゲル ハンダン ハ カイヌシ デアル アナタ デス

お金ならだします。
なんとかしてください。
出来ることはないのですか。
僕には楽にしてくださいなんて言えません。
どうにかしてください。

でも
それからしばらくして白目になっちゃったんだ。
こんなになってまで
そのまま見ているのは
あまりにも可哀想なんじゃないかって。

あのとき直前に君に電話したよね。

ずっと前のことなのに
今もずっとさみしくてしかたがない。
自分の犬がほしい。他の犬じゃなくてあの僕の犬がほしいんだよ。

今でも後悔しているのは
僕が全てだったのを知っていたのに
一緒に過ごす時間をあまりもたなかったこと。
もてなかったんじゃなくてもたなかったことなんだ。

虫をおいかけてはしゃぐのも
おかえりっとかけよってくるのも
それが当たり前で明日もあさってもずっとずっと同じことが続くと
思うのは馬鹿だよ、君。

散歩にはたくさんいってやらなきゃ。
一緒にいるときは今この瞬間に感謝して思いっきりかわいがってやらなきゃ。
君には後悔してほしくないんだ。

え?引っ越したらごまはベッドで一緒にねられないんでしょ?て?

とセンチなストーリーにかこつけて
ごまのベッドスペースを確保。

意味するところはよくわかりますし
肉食の考えとは思えないほど理解できました。

みかけと反しますが
肉食はものすごいべそかきです。

そしてものすげえ優しい人だと思います。

ゆうずうきかないけど。
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散歩にもっとつれていけという単純な説教のはずだったのにべそかかされちゃったぜ
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2011年10月23日日曜日

女だろうが、美人でなかろうが、運命は微笑むのだよ

シャーーーーッ!!
ええと、ふうこちゃん(風とこのフーッとのしゃれと思ってもいいですね)は美猫の兄猫、ゆうちゃんより先にお嫁入りがきまりました。よかったね。今頃新居で愛されているだろうなあ。
肉食も頑張って運命に微笑んでもらわないとねッ。
私??いや、まず、肉食だろう。
と上から目線
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2011年9月30日金曜日

妹と父

おしさしぶりです。どたばたどたばたで肉食とともに日本にやってまいりました。
今回は妹の結婚披露宴のために戻ってまいりました。

遠慮なくいわせてもらいますが
おったまげるほどかわゆかったわが妹。
「これぞ私の妹ってかんじよねっ」と連発し
「そうだね、すてきだね」と同じ答えを連発させられた肉食は4泊5日で退散。おつかれっ。

私の妹とは思えない頭身数の違いで家族と思われて(というか家族なんだけど)驚かれやしないかひやひやしましたがこだわりポイントがちりばめられた
素敵な式でした。

さらりと〆かと思った最後に手紙を読むという定番コースがありまして
やばいっと思った私はデザートに集中することにして感情移入をブロックしまして

ココナッツマカロンを分解しながら(←きちんと食べましょう)
「私の両親の様子を伝えよっ」と肉食にチェックさせたところ
「ワオ(やっぱりこのへんはバタ臭いのは仕方なし)君のダデイが号泣してるよ」

さよか


20年海外単身生活をおくってきた父親と年の離れた私と姉は一致して
「あの小さかったあのこがねえ。。」という
うらしま太郎シンドロームなのであります。

その知らないうちに大きくなっていた子が
いつも国際電話でアドヴァイスされたことを心にとめて
進んできたなんていった日にゃあそりゃあんた
泣くなというのがどだいむりな話であります。

一瞬食べていたココナツマカロンがしょっぱく感じましたが
また幸せの甘味にかわりました。
そう究極の幸せは甘さとしょっぱさがからまっているものなのです。

さあ幸せオーラのみならず食事も秀逸だったので第二弾につづきます
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2011年9月5日月曜日

物よりおもひで


「マミーここのおうちの台所はなんでこんなに小さいの?」
とのっけから生活環境の違いを指摘されてしまいました。

子供は正直ですね。
こんにちは。
今日は3歳児と5歳児の母、臨月、、というか今週金曜日が出産予定日のE女史が妊婦としては最後のレッスンの記念にとキッズ同伴でいらっしゃいました。

「もう私、料理できない母親のレッテルはられるのにあきあきなのよっ」と
ほとんど意地でのはじまりだったのです。
ところが何回目かに作ったお菓子が子供達にやたらうけて
「うちのマミーはすごいんだよ。おいしいお菓子が作れるんだよ」と
コメントしだし
料理そっちのけになりお菓子作りにはまり、すでに3ヶ月。

臨月の女性なのに5時間平気でたちっぱなしで没頭する姿は鬼気迫るというより
すでに神々しささえたずさえていました。

さて、本題。
今日は子供達とのお菓子づくりの定番
チョコチップとクランベリーのクッキー、コーンフレーククッキーそしてカップケーキ。
いつも手は抜かないところだけが私のとりえだと思っていますが、子供相手は本当に緊張するんです。
舌の敏感さが大人の比ではないからです。
こちらのご子息、E女史がどんこでつくったおからをもってかえっておからの大ファンになったそうで、E女子がほかの椎茸をつかったら
「椎茸、違うね。僕このまえ食べた椎茸がはいったのが好きなんだよ」
といわれちゃったとか。

おそるべし。

子供はいませんが、子供達のために料理するとき
そりゃ私頑張ります。
子供の敏感な舌への敬意をこめて、です。
マミーと作ったクッキーおいしかったね、楽しかったねと
何年か後に思い出してくれたらものすげえうれしいと思うんです。

自分のことを思い返しても
ものすごくおいしかったって記憶って子供のときのそれのほうが
鮮明なんですよね。
その味からあのとき誰がいてどこで食べてって
食べ物からスレッドがのびていく、そんな感じ。
皆さんはどうでしょうか。
私が単に食いしん坊だからでしょうか。

子供にもどりたいと思ったことはありませんが、
あのときの舌をとりもどしたいとは
常々思っています。

だからチョコチップはヴァローナだぜ。これ最近のヒットでものすごくおいしいんですよ
緊張の味見タイムはもうそれは大騒ぎで、不覚にも年のせいかちょっと半べそかきそうになってあわてちまいました。
E女史の制止むなしくものすごい量のクッキーをわんこ状態で食べる子供達。

「僕の作ったカップケーキ全部持って帰ってもいいですか?」

はい、もちろんです。
家族の皆さんと分かち合ってください。
沢山笑わせてくれてどうもありがとう。
この狭い家に毎日来たいといってくれてありがとう。
部屋は沢山あまっているから泊まりにきてねといってくれてありがとう。
これから忙しくなるお母さんのお手伝いたくさんしてください。
今度はもうすぐ生まれる弟とあそびにきてね。

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2011年8月17日水曜日

輝きたいっもう一度!そんな今日

人との出会いというものは本当に不思議であり、運命のような気もしたり。
流れていってしまったように見える人間関係でもまた縁があればつながっていくものであって
それは距離があろうともなかろうとも。。

はーい、疲れとりますっ。この言葉だけはいいたくなかった。
ですがこれほんと。

あまりにもすることがあると疲れても眠くならないというこれおもしろいです。

さて、今日はそんななか
ある大手カフェチェーンのシェフ2名が送りこまれてきました。
なんでも日本風(とイメージされている)ふんわりやわやわなお菓子を教えてほしいんだとかなんとか大ボスから依頼されましてね。

疲れのせいかなんだかわからないけれども

じーーーーーーん

としちゃったんだなあ。

やっぱり好きなことをしている人はたとえそれが長時間労働であろうがなんだろうが
輝いているものなんだなあと。

その手際のよさをみているうちに失ってしまったもの-例えば新しいものをどんどん考えてみたり、知らないことを徹底的に調べたり、日々の繰り返しの中から学ぶことに喜びを見出したり-をふとふりかえるワタクシでありました。

好きなことをして生活をしていることのありがたさを再度かみしめ
今からケーキを焼いてみようと思いました。

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2011年7月23日土曜日

おすすめ料理本!

料理本コレクターの仔犬です。こんにちは。沢山もっているのにもかかわらず本気で試そうと思うことはあんまりない宝の持ち腐れですがこの本は違う!材料の少なさといったらほとんど奇跡であります。
そして素材の組み合わせのおもしろさがとんでもない。
一冊に2品本気で作りたいとおもったら買うのですが(つまりハードルひくい)この本はどれもこれもためしてみたいきになります。
コメントもおもしろいのでこれは買いですっ。
チリソースとバニラアイスクリームをあわせたものを
「チリーボーデン」と名づける著者。
自分をみるようでひざをたたきました。
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2011年6月23日木曜日

向かうところ敵なし-父の日

こんにちは。先週末は父の日だったのですね。
なんとなくですけれども母の日よりも父の日のほうが華やかさにかけるのは日本もシンガポールも同じだったりしています。
なんででしょうね。

と理由を考えてみたときに
直接子供の世話にかかわるのは母親のほうが比率が高いということと
例外はあるにせよ物理的にも社会性にかかわることは母親から学ぶことのほうが多いからということにあるのではないかと思ってみたり。

絶対私の父親がしてくれないこと

肉食とけんかしたときの愚痴をきくこと。

母親だったらこうしなさいああしなさいといってくれるのに
父親はほぼ無視であります。

確実に父親がのってくる話

宇宙と素粒子の話

今日朝電話がなったときにオフィスで仕事が始まっているだろう父親は30分かけて
太陽の核分裂のすごさとおそろしさ
ダークマターのおそろしさ
光の速度のすごさ
を楽しそうに話していました。

こういう男性が父親で本当によかったと思います。
お父さんいつもありがとう。

肉食にこれが自分の息子だったら
クラスになじめるか心配で仕方ないだだろうなあ、父親という関係性でよかったぜっ
といったところ
君は俗なことにばかり気がいっているから
俗っぽくない人の気持ちはわかるはずがないぜ
なんていもしない息子と父親の肩をもたれて
あほくさい思いをしましたが

平気で穴のあいた靴下をはきつづける肉食と
わたりあえる私は
精神的影響をもしや父親からうけたのではないかと
はっとしたわけであります。

なんつーか人のこと気にせずいきていけるのって楽そうですよね。

Mさん、Sさん、私の男性の好みの不可思議さは
こういうところにあるわけです。
おわかりいただけましたでしょうか。
パン、おいしかったですね。またご一緒させてください。
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2011年6月15日水曜日

肉食へ

1週間お疲れ様っ。明日からまた地獄の日々がんばっておかせぎやす。

シンガポールは徴兵制度がありまして二十代最初のころ男子はすべて兵役期間を過ごさねばなりません。
その期間がおわってから呼び戻しがかかることがありまして
肉食はじめてのおつとめを1週間過ごしました。
朝5時半起床、なぜか筋トレもしてみてからベースまでいって肉食な軍ランチを堪能してかなり楽しんでいたのは誰の目にも明らかでありました。
そんな規則正しい1週間も今日でおわり。
また明日から八つ当たりの日々がはじまるのかあ。。。
と思うとちょっと嫌気がすでにさしまくっているのですが
やっぱりカモフラージュ着て家に帰ってこられるのは
9条絶対で育った世代としては
物騒だなあと
思っていたので
八つ当たりのほうがいいかなと思い直そうとおもっております。
ランキング参加中↓軍服はでっぱった腹もカモフラージュする。これは新たに発見したこと。
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2011年5月29日日曜日

多くは語りますまい。これが普通の3時の風景。
このチーズケーキ、突然レシピを変えたくなりまして、色々化学の実験を繰り返しているうちに我が家の冷蔵庫はチーズケーキの館にはやがわり。これを物ととらえることができれば捨てられるでしょうが、どうみてもたべられる、そしていわせていただければおいしいものであったりするわけで。。
何を今更っときれたいところなのですが、肉食はごまとベッドを共有するのがもう我慢ならないのですって。
犬だぞっしょせん犬っ
と自分の犬はそんなことしなかったという理屈。

中型の外犬と一緒にされてもといいたい気持ちはありますが
やはりそこは犬というのはわかっているので
私の中での肉食のポジションが実はごまよりも低いというのを
気取られないようにするために

私がカウチでごまと休むことにしました。(へ?)

ものすごいつらかったときに
一緒にいてくれたのは
あんたじゃなくてごまだったんだよな
といいたいのはやまやま。

私のはんかちを大事にかかえこんでうとうとする
我が最愛の犬をみて
今日も狭いカウチですごそうと心に誓うのでした。

ランキング参加中↓私の犬友、みんな犬と川の字だぞっ。母上っお助けください。
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2011年5月14日土曜日

HOUSE

シンガポールの代官山、DemseyはHouse(!注意!音でます。オフィスでお仕事中のみなさん御用心)というエステ、美容グッズ、カフェ、バーの複合施設にいってまいりました。
総面積度肝をぬかれる35000sqf(976坪)。田舎ぐらしがながくなると、なかなか街まではいかなくなるもので、この界隈にもハムかいにきたり、ステーキたべにきたりとピンポイントでがっちり理由があるときだけであってリラックスしに、とかお茶をのんでゆったりなんていうゆるい理由ではなかなかこれないのもこれ悲しい事実であります。
さて、前置きがながくなりましたが、木曜日と金曜日はハイティがありまして、そこにご招待されてといえば聞こえがいいですが、ひととおりがっちり味見をするというなかば仕事(この態度が甘い!はい。)でいってまいりました。
ハイティというのはアフタヌーンティのようにスコーンとかサンドイッチとかとお茶にプラスして塩気のあるものもあるというアフタヌーンティとブランチのハイブリッドのようなスタイルと思っていただければいいでしょうか。
こちらのお店は什器、机、ピザの入れ物すべてオーダーまたはリサイクルしてデザインしなおしたものというこだわりっぷりです。
おうちというのを意識した、懐かしい感じのお菓子が並びます。
じゃ、ひととおりお勧めだけを食べてみてといわれてのっかったのがこれ。お茶と楽しんだりはしませんよ。一口ごとにお水でリフレッシュして分解しながら味見を進めます。
これはアラカルトのメニューですが、パンダンのムースケーキ。パンダンというのはレモングラスの葉のような形状をしていて、お菓子や料理にふんだんに使われるスパイスの一種です。普通お菓子につかわれるときはどぎつく緑の色をつけるのですが、この白というところが気に入りました。中には黒米を煮たものが入っています。このゼリーにはブラボーでました。
こういう新発想な感じ、好きですね。

さて、このお店、巨大な店であるにもかかわらず、なにひとつとして内装、什器、すべてにやっつけ仕事がみえないんですよね。これには本当に感動しました。
椅子ひとつとってもきちんとストーリーがあるんですよね。なにもかもにストーリー。
経営者達が利益だけに焦点をあてているわけではないというのがよくわかります。
そのへんに転がっているものをアートに変える才能、普通もののに価値を与える目、それをバックアップするのを楽しむオーナー達の人生感、その楽しい気持ちがお客さんやスタッフにも確実に伝染しているそんなお店でした。

田舎にひっきーしていた自分をかなり悔いましたね。
シンガポールまだまだ面白いところが沢山あります。
ものすごく人生に対する考え方を考えさせられましたね。

これから寺ってよぼう。ハウスじゃなくて。

食べ物に関してはこれは仕事の範囲なのでまたそれは別のストーリー。
面白いものたくさんありますよ。1mもあるソーセージとか、ぱりぱりピザとか。
楽しいですよ。
シンガポールの方はぜひいらっしゃってみてください。

同行したうんちくK君がなんとはじめてうんちくをたれなかった。
彼としての降伏宣言だとうけとりました。
K君はたまにうるさいですが、彼が自分でデザインして改装した家をみたらさもありなんというかんじなんですよ。ものすごくおしゃれでレトロなんです。
そんな彼が100%負けた(もしくは認めた)のをはじめてみました。
そんなすがすがしいティタイムでした(じゃないんだけれどもさ)
そして帰りにも他の店で巨大なキャロットケーキをたべてしまった。
どれだけ食べるんだ、というお話。
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2011年4月28日木曜日

色にでにけり我がこひは

倹約しなきゃねと貧乏は僕の世代でおわりにしなくてはと断言する(こういうしみったれたところが大嫌いっ)肉食と話していたので、家にかえってそばでもゆでるべしと思っていたのですが、冷凍食品なんてたまに眺めたらいろいろうっているのね。かってしまいました。マカロン。14ドル90セント(900円くらい?)こういう無駄が多いからだめなんだわな。
フランス語がかいてあったらお菓子はおいしいって過信するのはやめましょう。はい。
でも日本語で「白い城ブランド・12種類の小さなマカロン詰め合わせ」てかいてあるよりなんかおいしそうにみえるのはなぜでしょうね。
マカロンはそこまで好きじゃないのですが(ならかうなって)、色鉛筆とか、虹とか、マカロンとか色々な色が並んでいるものが背筋が凍るほど好きなんですね。
ですからマカロンを買うときにどうしてもどの色を並べたらかわいくなるか考えてしまうので、単数でおわることはまずないんですね。
あーあ、やっちゃった。
他に食べなくてはいけないものっていっぱいあるのにね。
ましばらくながめてうっとりできたのでまあよしとします。
と八つ当たり気味に肉食にいいわけしてみました。
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2011年4月11日月曜日

Girls Charity Out!

教会バザーの女王、紀州犬(母)から

「チャリティとは、水1杯にも500円の値段をつけることがその極意である」といわれました。

いや、それは極意であって普通は色々なものを売っているらしいですが、ね。。
つまりだよ、お菓子をうるとしたらちょっと材料の値段が少しでもさげされるように努力するのが極意であるとも思うのですが、紀州犬も仔犬もそれができない。
バターをマーガリンに変えたり、味が落ちるのに粉のブランドを変えたり、ちょっとずつカップケーキの生地の量を減らしたり、それができない。
いい意味でも悪い意味でもどんぶり勘定は遺伝であります。

昨日友人宅でプライヴェートチャリティバザーがあったのでかませてもらいました。
時間になっていってみるとたくさんの洋服がならんでいました。皆さん細身で、うっている細身の洋服をきこなしどんどん売れていっていました。それにしても同じ人間とは思えないくらいの身幅の違いに愕然。

ワタクシからはハロッズのアールグレイシフォン、カリスマ主婦手製桜の塩漬け入りさくらミルクシフォンと
アイスボックスクッキーに抹茶クッキーにほうじ茶クッキーに ガトチョコラ、りんごタルト、ナッツタルトにピーナッツバタースクエアをもっていきました。よし、備忘録終了。
ノルマなくつくるお菓子は本当に楽しいですよね。おこしくださった皆さんありがとうございました。
日暮れ前にグルメ番長Y女史が登場し、会社でチャリテーで飴をオーダーしたんですって。
これものすごい感動した。小指先大の小さな飴なのですが、はっきり字がみえるでしょ?Y女史のアンテナはいつもはりめぐらされているのでした。
最終的には違う方向の話がはずんでおわりというおもしろい一日でした。
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2011年3月8日火曜日

あなたが私を忘れてしまったとしても私は

あっちー!!そうなのです、帰ってきてまいました。シンガポール。いや、あっちーかどうかもう感覚が鈍ってしまった今回の長い滞在。
子育ての予備練習として今回はごまを自分で責任もって面倒をみるといった肉食でしたが(そして心うたれてしまった不肖仔犬でしたが)10日すぎたあたりであっさりいつもどおり肉食家につれていってしまったとのことです。
↑アイパッドのはずがこのように化けてしまった遅すぎるヴァレンタインズデイプレゼントが待っていました。
うれしかったのですが、深夜にかえりついて水切りしたりなんだりでちょっこり疲れました。
1ヶ月という最長期間をよそのおうちでホリデイしてしまったごま。
あまりにもつらいですが、ここに告白いたします。

ごま、、私のこと忘れていました。

最初に肉食に愛想ふって私のほうに次に適当にこなそうとしたところ、私が声をだした瞬間

「やべ、仔犬じゃん。まーじ忘れてた」
という表情をしたあと真剣に尻尾をふりましたが、
もうがっくりしちゃったのなんの。

「ギョマチャン、ギュギャー、フージュジャ?」ともうすでに英語の体をなさないほど
ごまをかわいがってくれた肉食妹には本当に感謝です。

そしていよいよごまをつれて帰ろうとしたときに
ごまってば、、、、

ワタシ ヲ ミオクロウ ト シタッ!!

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