2011年10月26日水曜日

イツマデモキミトイタカッタンダ

覚えているかい?
もう3年もたつっけね。
あの日、僕達はちんけな焼肉の食べ放題の店にいたよね。
デートの最中にヒステリーおこした母から電話がかかってきて早々に切り上げて帰ったよね。

小さなことを巨大にみせる母のことだから
「やれやれ、またか」と
思って帰ったんだ。

前日長い散歩を楽しんだハンソンが
目の前でぜいぜいいいながら
血を吐いていて
さすがの僕もこれはおかしいと認めざるを得なかった。

僕は彼の世界そのものだったんだ。
僕が彼の全てだった。
自分は苦しいのに
車にのせる用意をしている僕をみて
僕と遊びにいけるとはしゃいでいたよ。
とても苦しいはずなのに
最高に幸せそうにしっぽをずっとふっていた。
どこにいってたの?これからどこで遊んでくれるの?
まるでそういっているようだったよ。

大嫌いな獣医のところについて

ちょっちょっと、話違うんじゃないの?て
がっかりした目で僕を見たんだ。

がんばって。
ちょっと我慢して。
これが終わったら遊びに行こう。
そのときは本気でそういえるほど大丈夫にみえたんだ。
だってずっと僕をみてしっぽをふりつづけていたんだから。


シンゾウ カラ チ ガ デテイテ ヒロガッテイマス ショチデキマセン 

ラクニサセテ アゲル ハンダン ハ カイヌシ デアル アナタ デス

お金ならだします。
なんとかしてください。
出来ることはないのですか。
僕には楽にしてくださいなんて言えません。
どうにかしてください。

でも
それからしばらくして白目になっちゃったんだ。
こんなになってまで
そのまま見ているのは
あまりにも可哀想なんじゃないかって。

あのとき直前に君に電話したよね。

ずっと前のことなのに
今もずっとさみしくてしかたがない。
自分の犬がほしい。他の犬じゃなくてあの僕の犬がほしいんだよ。

今でも後悔しているのは
僕が全てだったのを知っていたのに
一緒に過ごす時間をあまりもたなかったこと。
もてなかったんじゃなくてもたなかったことなんだ。

虫をおいかけてはしゃぐのも
おかえりっとかけよってくるのも
それが当たり前で明日もあさってもずっとずっと同じことが続くと
思うのは馬鹿だよ、君。

散歩にはたくさんいってやらなきゃ。
一緒にいるときは今この瞬間に感謝して思いっきりかわいがってやらなきゃ。
君には後悔してほしくないんだ。

え?引っ越したらごまはベッドで一緒にねられないんでしょ?て?

とセンチなストーリーにかこつけて
ごまのベッドスペースを確保。

意味するところはよくわかりますし
肉食の考えとは思えないほど理解できました。

みかけと反しますが
肉食はものすごいべそかきです。

そしてものすげえ優しい人だと思います。

ゆうずうきかないけど。
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散歩にもっとつれていけという単純な説教のはずだったのにべそかかされちゃったぜ
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