2011年9月5日月曜日

物よりおもひで


「マミーここのおうちの台所はなんでこんなに小さいの?」
とのっけから生活環境の違いを指摘されてしまいました。

子供は正直ですね。
こんにちは。
今日は3歳児と5歳児の母、臨月、、というか今週金曜日が出産予定日のE女史が妊婦としては最後のレッスンの記念にとキッズ同伴でいらっしゃいました。

「もう私、料理できない母親のレッテルはられるのにあきあきなのよっ」と
ほとんど意地でのはじまりだったのです。
ところが何回目かに作ったお菓子が子供達にやたらうけて
「うちのマミーはすごいんだよ。おいしいお菓子が作れるんだよ」と
コメントしだし
料理そっちのけになりお菓子作りにはまり、すでに3ヶ月。

臨月の女性なのに5時間平気でたちっぱなしで没頭する姿は鬼気迫るというより
すでに神々しささえたずさえていました。

さて、本題。
今日は子供達とのお菓子づくりの定番
チョコチップとクランベリーのクッキー、コーンフレーククッキーそしてカップケーキ。
いつも手は抜かないところだけが私のとりえだと思っていますが、子供相手は本当に緊張するんです。
舌の敏感さが大人の比ではないからです。
こちらのご子息、E女史がどんこでつくったおからをもってかえっておからの大ファンになったそうで、E女子がほかの椎茸をつかったら
「椎茸、違うね。僕このまえ食べた椎茸がはいったのが好きなんだよ」
といわれちゃったとか。

おそるべし。

子供はいませんが、子供達のために料理するとき
そりゃ私頑張ります。
子供の敏感な舌への敬意をこめて、です。
マミーと作ったクッキーおいしかったね、楽しかったねと
何年か後に思い出してくれたらものすげえうれしいと思うんです。

自分のことを思い返しても
ものすごくおいしかったって記憶って子供のときのそれのほうが
鮮明なんですよね。
その味からあのとき誰がいてどこで食べてって
食べ物からスレッドがのびていく、そんな感じ。
皆さんはどうでしょうか。
私が単に食いしん坊だからでしょうか。

子供にもどりたいと思ったことはありませんが、
あのときの舌をとりもどしたいとは
常々思っています。

だからチョコチップはヴァローナだぜ。これ最近のヒットでものすごくおいしいんですよ
緊張の味見タイムはもうそれは大騒ぎで、不覚にも年のせいかちょっと半べそかきそうになってあわてちまいました。
E女史の制止むなしくものすごい量のクッキーをわんこ状態で食べる子供達。

「僕の作ったカップケーキ全部持って帰ってもいいですか?」

はい、もちろんです。
家族の皆さんと分かち合ってください。
沢山笑わせてくれてどうもありがとう。
この狭い家に毎日来たいといってくれてありがとう。
部屋は沢山あまっているから泊まりにきてねといってくれてありがとう。
これから忙しくなるお母さんのお手伝いたくさんしてください。
今度はもうすぐ生まれる弟とあそびにきてね。

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