完全菜食主義弁当！

最近の仔犬は「NOといわない日本犬」。Noと言わないと肝にめいじると、全ての困難が転じてチャンスにみえるから不思議なものです。
さて、先日うけた短いメールに
「菜食の子供用のお弁当100人分を作ります。どうぞご指南ください」
とありました。

いやー、、どういう意味なのかしら。
仔犬の目が最速クロールばりに泳いだのはいうまでもありません。
100人分一緒につくってほしいのか？
菜食といってもどこまでの菜食か？
そもそも子供が完全に野菜で満足してくれるのか？

日本でも昨今は健康上、嗜好上、あるいはファッションやアレルギー対策としての菜食は多いかもしれませんが、シンガポールではむしろ宗教上の理由での菜食という方々がそれはそれは多くいらっしゃいます。
そして抜け道？というか固く守るひととそうではない人がいるのはどの国も同じ。
形みえないからマヨネーズはよし！とか卵はオッケーとか、牛乳バターなど乳製品は食べてもよしとか。。まあ細かくそれぞれありまして。
仔犬が今回引き受けたお仕事は「完全菜食。アルコール（料理酒とかみりんとかもね）だめ。そして玉葱もだめ。葱はだめ」この最後の葱駄目ははじめてききましたが、仏教系はあるようですね。禅寺もそうなのかしら。にんにくはだめときいたことがあるような記憶もありますが。

そして100人分作るのは私ではないようなのでNOとはいいませんでしたよ。
これも神経使いますが、こういうお話をいただかない限りは自分ようには作らないものですしね。
コーンのおにぎり
椎茸入りのコロッケ。つなぎには卵をつかわずに長芋のすりおろしを使いました。
豆乳寒天
インゲンのカシューナッツ和え。あとは厚揚げと人参の煮物。出汁は昆布のみです。厚揚げから出汁がでることをかなり期待してみました。
で、このカシューナッツ和え、本当は胡麻和えにしたかったのですが、
「子供は胡麻すきじゃないと思います」といわれ、仔犬ってば思わず
「うちの子供は胡麻が大好きなんですけれども」といいそうになって苦笑してしまいました。
嗜好は子供ながら、「うちの子供」とは35歳、ひげもじゃ小太りのええおっさんでした。もちろんこれ肉食のことです。

味見をお願いしたら、うちの子供、、じゃなくて肉食は完食したので、100人の子供達にもうけいれてもらえるかも！と希望をもちました。
さて、どうなるか。
天王山はメイデー。
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