2012年1月4日水曜日

謹賀新年-半分本気のおせちづくり

今年一年どうぞよろしくお願いいたします。
元旦から三が日にかけては、縁起悪いことはおいといたほうがいいですよね、うん、うん。
でもいわせていただきたい。結局いっっちゃうんだ、ワタクシ。

まず31日、大晦日。(千昌夫よかったねッ)
肉食は3時までソファーで惰眠をむさぼり
私はテキトウに、そう本当に形だけのおせちづくりの仕上げをしつつ
たたき起こし、家の大掃除をさせたわけです。

そんなことはまだ序の口だったのです。

5時くらいにね、肉食が自分の母親に電話しているのを聞いたのですよ。
「お母さん、はい、明日ですね、何時にしますか?(私のほうをみつつ確認して)ランチにしましょう。
え?食事ですか?(電話をおさえて私にどこでランチにするか聞く肉食にどっちでもいいよーと答えた私)。
じゃあうちにきてください。食べ物ならうちにいっぱいありますから。」

話が、ち、が、う、よね??

事前の流れでは元旦は肉食祖母の主催する、できあいのカレーがならんだスパイス会食だということだったんですよ。
大晦日にですね、いきなりですね、

日本の伝統食をトライ(←よりによっておせち素人の肉食の問題発言)する会に変更。

おうちでおせちをご用意されたことのある皆様にはよくわかっていただけますよね。
お試し」なんてはんぱな態度できていただいても困る代物だということ、
そして
日本人であってもおせちが大好物という人は決して大多数ではないということが。
用意にものすごく時間がかかってですね、縁起ものだからってみんなテキトウに箸をつけてですね、あっというまにそのあとのお年玉に話題をもっていかれてしまう、
ものすごい徒労感をともなう作業、それがおせち作りであるということをッ。
※ちなみに母犬のつくるおせちとお正月に登場するさんまの押し寿司は銀河系で一番だと思う。これほんとよ。

一人前(正直、縁起かつぎのために自分だけで食べようと思っていた。)から5人前に増えたという驚愕の変更につけくわえ、正統日本人であるワタクシ以外はみなインド人!!

まずいちばん気を使うのはおばあさんですな。
お召し物はいつもサリー。
分かりますか、食べ物もきるもののもめっちゃくちゃトラッドなんですよ。

どうするよ、おせちだよ、よりによっておせちだよ。(この時点で肉食を見る眼球には炎が宿っていました)

そしてそのほかの二人だってスパイスベースの食べ物以外はそんなに好まれるとは思えない。
しつこいようだがおせちだよ。

つうことで、すべて細かくすることにしました。

かまぼこをちょいうすめに、
だてまきはミニサイズに、
昆布巻きは半分に

そうすれば万一、「わ、これ無理ッ。でも仔犬にいえないッ」と思った場合でも
飲み込めるじゃないですか?
これがスタンダードサイズだと一口残ったりしちゃってお互い傷ついたり、傷つけたりとおもっちゃったりで居心地わるいじゃないですか?

つうことで、今回作ったものは
黒豆、ぶりのつけ焼き、かまぼこ(紀文は世界の王者だね)、ミニだてまき、ごまめ
なます(これ意外にうけた)を母犬が送ってくれた柚子をものすごい勢いでくりぬいてつめまして、あとはきんとん、サバをまいた昆布巻きに、かずのこ(あ、この段4品だッ。しまった!)
煮しめ。

それから関東風の雑煮にですね
かつおのたたき(これは完全私用)

それからー、急遽天ぷらをあげましてー。

なんとか終了。

案外、うけた、か、な?
甘い味というのがまあよかったのかも。
デザート感覚でいけるかんじで??

と頭の中ははてなマークだらけですが
あえてききませんです。
もうよござんすよ。

そのあと3人は新年の祈りのために教会にいってー(私は肉食にことわらせてー)
そのあとむこうの家にいってカレーデイナー。

く、くるしい。

甘いマイルドなたべものとスパイシーでヘビーなものを一日につめこまれた
私の最愛の胃袋様はかなりお疲れのご様子。

皆さんのお正月はいかがでしたか?
私の一年は慌てつづけて、たまに怒って、たまに別れをきりだして、ごまをべたかわいがりしながら
色々な方に作った料理を食べていただくこと
になればといいなと思っています。
あとできれば早寝早起。

これ、抱負じゃないですね。
現状維持。
それでせいいっぱいーー。

今年もよろしくお願い申し上げます。

2012年 元旦

渡部 晶
ランキング参加中↓クリック今年もよろしくね。最大の抱負は今年の年末は日本で過ごすことッ。はったらくぞーー!
にほんブログ村 料理ブログへ
にほんブログ村

2 件のコメント:

junjun さんのコメント...

大晦日になって急遽インド系のご家族がおせち料理を食べにくることになったとは……それは慌てますね。おせち料理って日本に住んだことのない外国人には非常に微妙ですよね……。
しかし結局成功だったようでよかったですね。来年もまた招待したら皆来るかな?? うちの義母と義姉にはシンガポールで一緒にお正月を迎えたときにちょこっとおせちを出しましたが、あれ以来食べたいと言わないところを見ると、受けなかったのでしょうね(笑)。

koinusyokudo さんのコメント...

根っこの部分では総甘党というインド系というのが幸いしたかと思います。
それから形のあるものってインド料理にはなかなかないので、それがなによりもアピールポイントだったというひょうたんからこま状態でした。
それにしてもそのあとの夕飯のときの皆さんの食事のスピードをみたらやっぱりおせちは「おそるおそるトライ」という感じだったんだなと思いました。
来年はないですよ、まずないです。私日本にいる予定ですからッ。
食事に砂糖がてんこもり入っているという時点でアメリカの方々にはハードルが高いのかもしれませんね。でも、照り焼きソースとかはいいのかしら?
そうそう、私思ったのですけれども、肉食の気軽に家族をよんでしまうところって、インド系だからか、と。
中華もそうですが、インド料理ってシェアしてたべるものじゃないですか?ちょっと人数ふえても個別でサーブする食文化じゃないのであまりあわてないですみますよね。だからかな、と。
でもまだむかっぱらたてていますけれども。
今年もよろしくお願いいたします。
おせちを分担で作るアイデア、素晴らしいです。
来年は私もそうしようかな。(あ、いないんだった、ここに)