2010年11月6日土曜日

熱く恋するラクサ実践編その壱-拝啓、母上様

ごぶさたしております。前回の投稿で手作りラクサがうまくいったら載せますといってからはや数日たっちゃいました。失敗したなーとおもわれていたと思いますが、どびっくりするくらいおいしくできました。
そして腰がぬけるほど面倒くさかったこともここにお知らせしようと思います。

「であれはいったいなんなのよ。どんなのなのよ。私がこの前いったとき食べたのどうなの」
とレストランでは隣のテーブルの上をきっちりリサーチする紀州犬(母犬)にきかれたので細かく写真をのせてみようと思います。
レシピはWendy Hutton著 Singapore foodより。上の写真のとおり材料はいろいろありまして、しかもこれはラクサの汁のペーストの材料のみということをまず申し上げておかねばと思います。
そう、道のりは長いのです。

こちらペーストの材料の一部からご説明しますと、、、
生姜にみえますが、ガランガルというもので生姜の仲間らしいですが、あまり個性のない香りがします。そのくせ色はまっきいろで指やら包丁やらまないたやら全部黄色くそまりますので注意が必要です。ローカルスーパーではライムとかコリアンダーなどのそばに冷蔵でうっていることが多いです。
生の赤いチリ。これは小さいものにくらべて辛さはやや(あくまでも、やや、ですよ)マイルドです。それからその横にあるのがラクサリーフ。参考にした本ではポリグラムだかなんとか英語名で書いてありましたが、いろんな人にきいたところ「なんじゃそりゃ」というこたえしかかえってきませんでした。スーパーでもラクサリーフという通称が袋に書いてあります。

レモングラス。これは日本でも認知度は高いのではないでしょうか。燃やして虫除けになったりします。その名のとおりレモンのようなさわやかな香りがします。ラクサには芯のやわらかい部分だけを使います。あとの緑の葉の部分は捨てて、なんてしちゃああきません。水から煮出して冷ますとすてきな飲み物になりますのですててはなりません。
キャンドルナッツ。こちらもキャンドルナッツなぞとは袋に書いてありません。ブアクラスとかいてあります。スーパーでは乾物売り場においてあります。本によると生食すると毒があるとかなんとかかいてありましたので注意が必要のようです。
これいっておいてもらわないと、ナッツというなまえだしおいしそうだしかじりたくなってしまういでたちなので気をつけてください。
あとトレイのしたのほうにあるのは干唐辛子と干し海老です。この干し海老も日本のもよよりももっと海老くさい(悪い意味ではなくて、あくまでも特徴として、くさいんです)です。ミルかプロセッサーでこなごなにします。

さてこちら。ブラチャンといってちょっと醗酵臭のする海老のペーストです。アジアごはんの特徴のある香りはこのペーストか魚醤かどちらかだと思います。我が家の肉食もこの海老ペーストの臭いがすると目がらんらんとしますね、こわいくらいに。
これも参考文献ではプロウンペーストとかいてありましたが、こちらではブラチャンというほうがとおりがよいみたいです。
そしておなじみの材料、生姜、にんにく、そして赤い小さい玉葱。ものすごい量にみえるでしょうが、上のさまざまの材料をあわせて6人前といったところでしょうか。
本には余裕で8人はいけるとかいてあったように思いますが、大食の我が家ではちょっとむずかしかったですね。
実際2回でおわりましたから4人前、かな???

そしてターメリックとコリアンダーシードの粉です。
さて、まずラクサリーフ、ターメリックとコリアンダーシード以外をざくざくきってプロセッサーにかけます。この時点でもう半なきになるほどスパイシーです。
油をいためる感覚ではなく、揚げるという感覚の量(100ML以上とだけいっておきます)ゆっくり炒めます。
そうするとあら不思議、油がうまくペーストにまざって罪悪感は消え去ります。
そしてコリアンダーとターメリックとラクサリーフと水(できれば海老の頭をゆでた汁などをいれるとさらにリッチになります)をいれてぐつぐつ15分ほど煮ます。



そしてココナッツミルクをいれます。上の写真はココナツクリームなので水と1対1の割合で薄めます。砂糖、塩で味をととのえてこれでやっと汁が完成です。
さて、次の投稿ではいよいよ完成させます。
母上様ー仔犬ー(一休さん風で。いつもこれ)
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