2011年2月21日月曜日

素材と調味料の関係性について

10年の時を経てすっかり熱帯気候になれてしまった私がもっともおそれ、さけていた冬の帰国。今回はわけあっての帰国でしたが梅の花をみるとじんわりうれしいものですね。
今も昔も内向的な私ですので春のはじまりをつげるこの花はうれしさよりもクラスがえ、新しいクラスメイト、あたらしい担任の先生、春の運動会と憂鬱な気分の象徴でもありました。
今こうやって落ち着いてこの花をめでることができたことに感謝します。
これは日本の農業や漁業の努力のたまものというかもしくは冬という季節のせいなのかまずきづいたのが調味料の量が熱帯で使うよりも格段に減ったということです。
野菜は甘いし、魚も味がしっかりしていてはずれがないです。
シンガポールではスーパーで食品選びをしているときから生死をかけた真剣勝負でしかも負けることもあるというクオリティコントロール状況ですので、この「はずれがない」というのは驚愕であります。
さて、上のサバ味噌煮ですが、本当に調味料の量は少ないです。でもしっかり味がします。
味噌は母犬渾身の有機大豆味噌であります。これまた味噌自体が味がしっかりしているので少量で深みがでるのであります。
これは金目鯛とかぶ、サトイモとねぎを煮た汁なのですが塩なんてほんのちょっぴりです。
ご存知かもしれませんが魚、肉はそのものに塩気があります。魚は骨付きでしたからここから味がでますのであえて出汁をひく必要もありません。
こうるさいおばはんと思われるのは覚悟でいいたいのですが
所詮食材ありきなのですね。
 私のようにレシピを作ったり、レシピ本をみるのが趣味だったりすると陥りがちなのが、その食材の原味チェックなしにレシピどおりに調味料をつっこんで満足というワナ。
レシピを参考にするなと申し上げたいわけではなく、焦点をあてるのは常に調理するものそのものであって調味料の量や割合というのはあくまでも2番手であるということなのです。
色々節約だなんだの話題が毎日でてきますが、自分の舌を信じて調味すれば自然に食費はうくんじゃないかなとケチな私はおもふわけです。
私ようのいましめでもあります。はい。
日本の苺も甘くて夢のごとし。
さてみなさんに質問。苺をそのままたべるときどうたべますか?

1よく洗う
2ヘタを取る
3ヘタ側から口をつけ、最後の3分の1をのこし食す
4最後の3分の1を食す

こうしたほうが「ああ甘い苺だった!」と思えるんだそうな。
これホント。
当たり前と思っていた食べ方や調味の方法をちょいと変えるだけで味の風景が変わることはたくさんある。
そういうお話でした。
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