当地シンガポールではクリスマスがおわればすぐお正月ムード。お正月ソングがもう巷では流れ続け、無関係者の私まで口ずさんでしまう、そんな季節です。このお正月というのは私達が日本で祝う元旦ではなくて、いわば旧暦に基づいたものでして、毎年日にちが違うのですね。今年は2月3日が元旦扱いのようです。
もう1ヶ月をきったものですから、みなさん用意に奔走されているようすではなやかながらもスーパーとかお花屋さんとかいつもより待ち時間が長くてこれまたお祝いムードです。
さて大晦日は家族で集まって(たいがいものすごい人数)豪華な夕食をかこみ、お正月は鍋料理が基本のようです。いろいろ縁起ものの食材がありまして、まず青葱、みかん、金柑、あとお刺身サラダみたいのに梅ベースのソースをかけてみんなでお箸をつかってサラダをもちあげながら混ぜるというおもしろいものもあります。
そしてお菓子といえば、パイナップルタルト(むしろクッキーとよんだほうがいいようなものです)、うすやきクッキー、ナッツなどが伝統的なお菓子のようです。さて無関係者の私ではありますが
Shermay's Cooking Schoolにて春節用のお菓子、私風(つまり和風だったりちょっとひねったものというものということなのですが)をお教えすることになりました。なるべく日持ちがしてなるべくおなじみの素材使うレシピにしてみました。さてメニューをば。
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ホワイトチョコレートと抹茶のマーブルケーキ。白チョコと抹茶ってなんでこんなにあうのでせうか。食感はしろチョコとバターケーキの中間といったところです。今回のメニューの中で、一番意見が分かれるところだとすでに予想していますが、私の中ではだんとつ一番です。(てこんなことをいっていいのだろうか)
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この中身が毎回模様が違うというのが魅力であり何個もたべてしまういいわけでもあり。
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パイナップルタルト。これは本当にタルト。これが今回一番手間のかかるものです。入魂系ですね。甘みをおさえたタルトにアーモンドクリームがはいりまして、そのあとにヴァニラがこれでもかというくらいはいったパイナップルの自家製ジャムがのりまして、そのあとにパイナップルのフランべ(端的にいえばいためてラムをじゃーいれて煮たものです)をのせまして焼きました。
20cmのタルトにフレッシュパイナップルが2個も入るパイナップル好きへのオマージュです。
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みかんの2層ゼリー。これは紀州犬のお友達であり、全世界の主婦のアイコンともいえる方からのレシピをご紹介しようと思ったのですが、年季の差でせうか、どうしても同じようにいかずにすっかりレシピを変えました。修行がたりぬのな。でもこれがまたおいしいんですよ。なつかしおいしといった感じです。ちょっとした化学反応をつかって2層にするのですが、これまた楽しい。
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ほうじ茶のクッキー
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お砂糖を表面にちらして春の始まりの薄氷をイメージしてみました。(詩人)
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学校ではお教えすることが時間の関係上難しいのですが、ボーナスレシピとしてピーナッツバターアンドジェリースクエアとごまのチュイールをお届けする予定です。
このピーナッツ、、のですが、ピーナッツてどうしてもひなびたイメージが抜けない食べ物ですが(千葉県民として問題発言ですね)、このケーキがまさかの「エレガントな味」との表現をされたことのある唯一のピーナッツ菓子です。私もはばかりなく大賛成なのです。
もちろん春節以外に作っていただいても全く問題なしのラインナップです。
もしもいらっしゃってくださることがあればぜひお声おかけください。
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