2011年5月14日土曜日

HOUSE

シンガポールの代官山、DemseyはHouse(!注意!音でます。オフィスでお仕事中のみなさん御用心)というエステ、美容グッズ、カフェ、バーの複合施設にいってまいりました。
総面積度肝をぬかれる35000sqf(976坪)。田舎ぐらしがながくなると、なかなか街まではいかなくなるもので、この界隈にもハムかいにきたり、ステーキたべにきたりとピンポイントでがっちり理由があるときだけであってリラックスしに、とかお茶をのんでゆったりなんていうゆるい理由ではなかなかこれないのもこれ悲しい事実であります。
さて、前置きがながくなりましたが、木曜日と金曜日はハイティがありまして、そこにご招待されてといえば聞こえがいいですが、ひととおりがっちり味見をするというなかば仕事(この態度が甘い!はい。)でいってまいりました。
ハイティというのはアフタヌーンティのようにスコーンとかサンドイッチとかとお茶にプラスして塩気のあるものもあるというアフタヌーンティとブランチのハイブリッドのようなスタイルと思っていただければいいでしょうか。
こちらのお店は什器、机、ピザの入れ物すべてオーダーまたはリサイクルしてデザインしなおしたものというこだわりっぷりです。
おうちというのを意識した、懐かしい感じのお菓子が並びます。
じゃ、ひととおりお勧めだけを食べてみてといわれてのっかったのがこれ。お茶と楽しんだりはしませんよ。一口ごとにお水でリフレッシュして分解しながら味見を進めます。
これはアラカルトのメニューですが、パンダンのムースケーキ。パンダンというのはレモングラスの葉のような形状をしていて、お菓子や料理にふんだんに使われるスパイスの一種です。普通お菓子につかわれるときはどぎつく緑の色をつけるのですが、この白というところが気に入りました。中には黒米を煮たものが入っています。このゼリーにはブラボーでました。
こういう新発想な感じ、好きですね。

さて、このお店、巨大な店であるにもかかわらず、なにひとつとして内装、什器、すべてにやっつけ仕事がみえないんですよね。これには本当に感動しました。
椅子ひとつとってもきちんとストーリーがあるんですよね。なにもかもにストーリー。
経営者達が利益だけに焦点をあてているわけではないというのがよくわかります。
そのへんに転がっているものをアートに変える才能、普通もののに価値を与える目、それをバックアップするのを楽しむオーナー達の人生感、その楽しい気持ちがお客さんやスタッフにも確実に伝染しているそんなお店でした。

田舎にひっきーしていた自分をかなり悔いましたね。
シンガポールまだまだ面白いところが沢山あります。
ものすごく人生に対する考え方を考えさせられましたね。

これから寺ってよぼう。ハウスじゃなくて。

食べ物に関してはこれは仕事の範囲なのでまたそれは別のストーリー。
面白いものたくさんありますよ。1mもあるソーセージとか、ぱりぱりピザとか。
楽しいですよ。
シンガポールの方はぜひいらっしゃってみてください。

同行したうんちくK君がなんとはじめてうんちくをたれなかった。
彼としての降伏宣言だとうけとりました。
K君はたまにうるさいですが、彼が自分でデザインして改装した家をみたらさもありなんというかんじなんですよ。ものすごくおしゃれでレトロなんです。
そんな彼が100%負けた(もしくは認めた)のをはじめてみました。
そんなすがすがしいティタイムでした(じゃないんだけれどもさ)
そして帰りにも他の店で巨大なキャロットケーキをたべてしまった。
どれだけ食べるんだ、というお話。
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